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個別意見、過去20年で最少=衆院選訴訟の最高裁判決


 2021年衆院選を巡る「1票の格差」訴訟の最高裁判決は、裁判官1人が違憲とした以外、個別意見はなかった。少なくとも過去20年の衆院選訴訟で最も少なかった。  25日の判決で宇賀克也裁判官は「11年最高裁判決が違憲状態とした区割り基準で配分された定数から変更されていない都道府県が相当数あり、不均衡が生じてもやむを得ない事情があるとは言えない」とする反対意見を述べた。他の裁判官14人は合憲を支持し、補足意見も出なかった。  格差2倍未満で合憲とされた18年判決では15人中、違憲と違憲状態が2人ずついた。今回同様、2倍を超える格差で合憲とした07年判決では、違憲と違憲状態が3人ずつおり、そのほかに4人が補足意見を述べていた。  ある現役裁判官は「15人中14人の多数意見は重い。新区割り制度を着実に運用していくべきだとのメッセージだ」と指摘した。一方、立命館大の小松浩教授(憲法)は「合憲に反対する裁判官が1人のみなら、国会はできる限り格差を縮小させようとは思わないのでは」との見方を示した。 (了)【時事通信社】
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