米大統領首席補佐官が辞任へ＝数週間内に―メディア報道

　【ワシントン時事】米メディアは２１日、クレイン大統領首席補佐官が数週間以内に辞任すると伝えた。クレイン氏はバイデン大統領の最側近として、新型コロナウイルスへの対応や経済対策など政権のかじ取りを任されてきた。野党共和党が下院を支配し、バイデン氏の機密文書持ち出し問題で批判が高まる中での辞任となる。 　米メディアによると、クレイン氏が職務の過酷さなどから、昨年１１月の中間選挙後のいずれかの時点で政権を去ることは予想されていたという。バイデン氏が２月７日に臨む一般教書演説後に交代する見通し。後任には、ウォルシュ労働長官、ダン上級顧問兼大統領補佐官、ライス国内政策会議（ＤＰＣ）委員長らの名前が挙がっている。　【時事通信社】 〔写真説明〕クレイン米大統領首席補佐官＝２０２１年６月、ワシントン（ＡＦＰ時事）