第三者委が名古屋刑務所視察＝受刑者暴行問題で―愛知

　名古屋刑務所（愛知県みよし市）の刑務官が受刑者に繰り返し暴行した疑いのある問題で、法務省が設置した有識者による第三者委員会が１３日、同刑務所を視察した。参加したのは座長代理の佐伯仁志・中央大教授ら３人で、座長の永井敏雄弁護士ら６人も１７日に視察する。 　法務省によると、佐伯氏らは午後１時すぎに同刑務所を訪れ、約４時間滞在。所内を視察した後、職員からヒアリングしたという。　 　名古屋刑務所では昨年８月までの約１０カ月間に、刑務官２２人が４０～６０代の男性受刑者３人に暴行していた疑いが判明。顔をたたくなど暴行の疑い例は１０７件に上り、法務省が調査するとともに、第三者委が原因究明や再発防止策の検討を進めている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕名古屋刑務所の視察に訪れた第三者委員会の佐伯仁志座長代理＝１３日午後、愛知県みよし市