元慰安婦施設の前所長に実刑＝補助金着服で懲役２年６月―韓国

　【ソウル時事】韓国の水原地裁城南支部は１２日、元慰安婦支援施設「ナヌムの家」（京畿道広州市）への補助金を不正に着服した地方財政法違反や詐欺などの罪に問われた安信権・前所長に懲役２年６月の実刑判決を言い渡した。韓国メディアが報じた。 　安被告は、２０１３～１４年、元慰安婦の資料管理名目で支給された補助金など計１８００万ウォン（約１９０万円）を不正に受け取ったなどとして、２１年１月に起訴された。 　地裁は、「被告は個人的に着服した部分はないと主張するが、犯行の回数や規模を見れば有罪と認定される」と断じた。安被告と共に起訴された当時の事務局長ら２人については、執行猶予付きの懲役判決を出した。補助金の不正疑惑は２０年に職員が告発して発覚した。　【時事通信社】