米暗号資産大手、９５０人削減＝市場環境厳しく―コインベース

　【ニューヨーク時事】米暗号資産（仮想通貨）交換業大手コインベース・グローバルは１０日、全従業員の２割に当たる約９５０人を削減すると発表した。暗号資産価格の急落で厳しい環境に直面する中、リストラをさらに進めて経営の立て直しを図る狙い。 　コインベースは昨年６月にも全従業員の約１８％に当たる約１１００人のリストラ策を発表している。今回の人員削減により、退職金などの費用が１億４９００万～１億６３００万ドル（約１９７億～２１６億円）程度発生する見込みという。 　ブライアン・アームストロング最高経営責任者（ＣＥＯ）は公式ブログで「業界内での悪質な行為による打撃を受け、悪影響がさらに拡大する可能性がある」と指摘。同業のＦＴＸトレーディングがずさんな経営で破綻した余波が続くとの見方を示した。　【時事通信社】