特別大陪審が最終報告＝トランプ氏の選挙「介入」問題―米ジョージア州

　【ニューヨーク時事】トランプ前米大統領が２０２０年大統領選の結果を覆そうと当局者に圧力をかけた問題で、捜査の一環として南部ジョージア州フルトン郡に設置された特別大陪審が最終報告書をまとめた。米メディアが９日伝えた。 　大統領選では、バイデン大統領がジョージア州を制した。検察はトランプ氏が２１年１月、同州の州務長官に対し、結果を覆すのに十分な票を「見つける」よう電話で圧力をかけた問題を中心に、刑事事件として調べを進めている。 　特別大陪審に起訴の権限はないが、強制力のある召喚状を通じて関係者に証言させてきた。検察は報告書を基に、刑事訴追の是非について判断を下すとみられる。　【時事通信社】