バーコードで巡回管理検討＝容疑者自殺の再発防止―大阪府警

　大阪府警福島署の留置場で女性殺害事件の容疑者が自殺した問題を受け、府警が再発防止に向け、留置場の巡回内容をバーコードで記録する方法を検討していることが２３日、府警関係者への取材で分かった。一部の警察署で試行的に実施する案が浮上している。 　府警は１４日、容疑者自殺に関する調査結果をまとめた報告書を公表した。夜間の巡回を強化したものの守られていなかったことなどが判明し、再発防止に向け、巡回・巡視記録のデジタル化などを打ち出していた。　 　府警関係者によると、巡回・巡視を実施した時間と担当者を正確に把握するのが狙い。留置場の各居室に取り付けたバーコードを専用の機器で読み取り、電子的に記録する仕組みを検討しているという。（了）【時事通信社】