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侵攻10カ月、見えぬ停戦=ウクライナ、パトリオット供与歓迎―ロシアは強気崩さず


 【ワシントン時事】ロシアによるウクライナ侵攻開始から、24日で10カ月となる。ウクライナはゼレンスキー大統領の訪米に合わせて米政府が発表した地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット」供与を歓迎。一方のロシアは強気の姿勢を崩しておらず、クリスマスを控えて停戦につながる兆しは見えていない。  ゼレンスキー氏は22日の国民向け演説で「良い結果を持ってきた」と、電撃的な訪米の成果を強調。「ウクライナでも米国でも『パトリオット(愛国者)』は国家、国民を守ることを意味する」と語り、防空態勢の強化に自信を示した。  一方、ロシアのプーチン大統領は22日、モスクワで記者団に、パトリオットに関し「ウクライナが配備するというなら、すればいい。われわれは破壊するだけだ」とけん制。「古い兵器で、(ロシアの地対空ミサイル)S300のようには機能しない。このような兵器の供与は、紛争を長期化させるだけだ」と主張した。  プーチン氏は「目標は紛争を終わらせること」と停戦にも言及した。だが、米シンクタンク戦争研究所は、発言内容を詳しく分析し「プーチン氏はゼレンスキー氏を対等な相手として扱うことを拒否しており、ウクライナとの真剣な交渉に関心がないことを示した」と指摘。「侵攻長期化の責任をゼレンスキー氏の強硬姿勢に押し付け、ウクライナを支援する欧米の意欲をそごうとしている」との見方を示した。  米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官も「プーチン氏は(停戦)交渉の意思を全く示していない。戦争を激化させようとしている張本人だ」と批判した。  パトリオット供与は、ウクライナ全土を標的としたロシアのミサイル攻撃で電力施設などが損傷し、大勢の市民が停電・断水の影響を受けたことが背景にある。日米など先進7カ国(G7)は22日、外相会合と財務相会合をそれぞれオンラインで開き、厳しい冬を迎えているウクライナ支援への継続を確認した。 【時事通信社】 〔写真説明〕米議会で演説するウクライナのゼレンスキー大統領=21日、ワシントン(AFP時事)
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