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ウクライナ大統領、支援に感謝=訪米、カーキ色の服変わらず


 【ワシントン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの侵攻開始後初の外国訪問で米国を訪れた。侵攻開始から300日余り。終わりの見えない戦いが続く中、米国と世界の支援に対する感謝を表明した。  「私とウクライナ国民、国家としての心からの感謝をお伝えしたい」。バイデン米大統領との会談冒頭、ゼレンスキー氏が英語でまず表明したのは感謝だった。  21日午後2時(日本時間22日午前4時)ごろ、ゼレンスキー氏は車でホワイトハウスに到着した。侵攻開始以来、すっかりトレードマークとなったカーキ色の服とカーゴパンツ姿で登場。胸にはウクライナの国章が刻まれていた。  出迎えたバイデン氏はウクライナ国旗と同じ青と黄色のネクタイ姿。ゼレンスキー氏の肩に腕を回し、終始寄り添う姿勢を見せた。  ゼレンスキー氏の訪米は、第2次世界大戦さなかの1941年にチャーチル英首相が行った訪米をほうふつとさせた。ペロシ米下院議長は各議員に宛てた書簡で「81年後、戦時下にある別の英雄的指導者を迎えられるのは感慨深い」と述べた。  米政府高官らによると、バイデン氏が訪米を働き掛けたのは今月11日の電話会談だった。14日に正式に招待し、16日にゼレンスキー氏がこれを受け入れた。ゼレンスキー氏は20日にウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトを訪問し、最前線の兵士を慰労したばかり。その後ポーランドまで列車で移動し、米軍機で大西洋を横断した。 【時事通信社】 〔写真説明〕21日、ホワイトハウスを訪れたウクライナのゼレンスキー大統領(左)の肩に腕を回すバイデン米大統領(EPA時事)
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