高卒内定率７６．１％＝昨年から１ポイント増―文科省

　来春卒業予定の高校生の就職内定率は、今年１０月末時点で７６．１％となり、前年同月比で１．０ポイント増加したことが１６日、文部科学省の調査で分かった。同省は「新型コロナウイルスの感染拡大による影響で求人を控えていた業種で、採用活動が改善したことが要因ではないか」と分析している。 　全国の国公私立高の卒業予定者約９７万２０００人のうち就職希望者は約１３万８０００人。１０月末までに内定を得たのは約１０万５０００人だった。 　都道府県別で最も高かったのは富山（８８．６％）で、愛知（８８．２％）、三重（８７．６％）が続いた。一方、低かったのは沖縄（４７．２％）、北海道（５９．８％）、高知（６２．４％）の順だった。　（了）【時事通信社】