欧州議会副議長を解任＝カタール巡る汚職疑惑で

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）欧州議会は１３日、汚職などの容疑でベルギー検察当局に逮捕、訴追されたエバ・カイリ副議長の解任決議案を賛成６２５、反対１、棄権２で可決した。サッカーのワールドカップ（Ｗ杯）を開催するカタールから金品を受け取ったとみられている。 　カタールを巡っては、移民労働者や性的少数者（ＬＧＢＴＱ）に対する人権侵害が問題となっている。ＡＦＰ通信は、ベルギー司法関係者の話として、カタールが欧州の政治家に金品を渡し、自国のイメージ改善を働き掛けていたと伝えた。　【時事通信社】 〔写真説明〕欧州連合（ＥＵ）欧州議会の副議長を解任されたエバ・カイリ氏＝７日、ブリュッセル（欧州議会提供）（ＡＦＰ時事）