「１１００億円超必要」とゼレンスキー氏＝パリでウクライナ支援会合

　【パリ時事】パリで１３日、本格的な冬を迎えたウクライナの人々を支援するための国際会合が開かれた。オンライン形式で登壇したウクライナのゼレンスキー大統領は、エネルギー分野へ「少なくとも８億ユーロ（約１１６０億円）の支援が必要だ」と訴えた。フランスのマクロン大統領は、欧州連合（ＥＵ）以外の国も含めて支援窓口を一本化し、ウクライナ側の要請に対して各国が連携や調整をしやすくする「パリメカニズム」の創設を発表した。 　会合には約５０カ国の代表と２０以上の国際機関が対面またはオンラインなどで参加した。 　ウクライナでは、ロシアによるエネルギー関連施設の攻撃により、多くの市民が電力供給を受けられない状態に陥っている。ゼレンスキー氏は「発電機は装甲車や防弾チョッキと同じくらい必要になっている」と支援を呼び掛けた。　【時事通信社】 〔写真説明〕１３日、パリで開かれたウクライナ支援の国際会合にオンライン形式で参加するウクライナのゼレンスキー大統領（ＡＦＰ時事） 〔写真説明〕雪が降る中、キーウ（キエフ）の街中を歩く人々＝１２月７日（ロイター時事）