米高官が中国訪問＝国務長官の訪中準備

　【北京時事】中国外務省は１２日、クリテンブリンク米国務次官補（東アジア・太平洋担当）が中国を訪れ、１１～１２日に北京に隣接する河北省で謝鋒外務次官と会談したと発表した。国際的、地域的問題に関して「広範な意見交換」を行い、台湾問題など「中米関係における重要な問題」に適切に対処することを確認したという。来年初めに予定されているブリンケン米国務長官の訪中に関する事前折衝も行ったもようだ。 　外務省の汪文斌副報道局長によると、今回の会談は、バイデン米大統領と習近平国家主席が１１月にインドネシアで行った対面の米中首脳会談を踏まえ、協議した。米中関係は、８月のペロシ米下院議長の台湾訪問で一挙に緊張が高まり、先月の米中首脳会談では、軍事衝突のリスクを避けるため、両国が意思疎通を保つ方針で一致していた。　【時事通信社】 〔写真説明〕クリテンブリンク米国務次官補（東アジア・太平洋担当）＝７月１３日、プノンペン（ＥＰＡ時事）