starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ウクライナ空軍少佐、英雄に=ドローン迎撃、墜落も生還


 ウクライナで英雄視される空軍パイロットがいる。市民を不安に陥れるロシアのイラン製自爆ドローンを1日5機も迎撃。不運にも破片が衝突して操縦するミグ29戦闘機が航続不能になったが、集落を避けて墜落させ、自身もパラシュートで生還したからだ。  ワジム・ウォロシロフ少佐。2011年に地元の中部クレメンチュクの軍学校、16年に北東部ハリコフの空軍大学校を卒業した若者だ。インスタグラムなどでも人気を博し、交信で使うコールサイン「カラヤ」の呼び方で有名になった。  本人が空軍のユーチューブで証言したところでは、10月12日早朝、空襲警報とともに出撃。ウクライナ南部で自爆ドローン「シャヘド136」3機を撃ち落とした後、いったん基地に戻った。夜に再び発進し、西部ビンニツァ州でさらに2機を破壊したが、残骸が機首を直撃。機体に火が付き、操縦席のガラスが割れ、自身も頭を負傷した。  墜落前に地上の安全を確認した上で緊急脱出。「パラシュート降下は2分だった」と振り返る。地上に降り立った後、すぐに取った行動はスマートフォンの自撮りで、「レーダーから消えて心配する仲間に無事を伝えるため」と語る。  カラヤの由来は、史上最多の「撃墜王」とされる第2次大戦時のドイツ空軍パイロット、エーリヒ・ハルトマンのコールサイン「カラヤ1」。「歴史書で知り、皮肉なことに(ロシアが軍事介入した)14年に決めた」という。  ウォロシロフ少佐は現代の対ドローン戦での「撃墜王」と見なされ、ゼレンスキー大統領は今月5日、「ウクライナ英雄」の称号を授与。大統領令で「ウクライナの国家主権と領土一体性の擁護に当たっての勇気と英雄的行為」をたたえた。 【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナ空軍のミグ29戦闘機=2016年11月、キーウ近郊(EPA時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    starthome_osusumegame_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.