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子の発熱、コロナ?インフル?=症状だけでの区別困難―専門家「様子変なら即受診を」


 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、子どもの急な発熱にどう対応すればいいのか。国内では、新型コロナと同様に発熱などの症状が出るインフルエンザの感染者も増加傾向にある。症状だけでは両者の区別は難しく、専門家は「明らかに様子がおかしければすぐに受診を」と呼び掛けている。  厚生労働省によると、全国約5000の医療機関からのインフルエンザ患者報告数は増え続けている。今月4日までの1週間では、昨年同時期の20倍超の636人に上り、各地では学級閉鎖などが相次ぐ。日本では過去2シーズンは流行せず、免疫がない人が多いとみられ、新型コロナとの同時流行が警戒される。  国立感染症研究所によると、同じく発熱などの症状が出るRSウイルス感染症の患者は、全国約3000の小児科から11月27日までの1週間に1835人報告され、2020~21年の同時期より多い状態が続く。これらの疾患と同様に発熱やせきが症状のヒトメタニューモウイルスの拡大も指摘される。  長崎大の森内浩幸教授(小児科学)は「発熱などの症状だけでは何に感染したのか判断は難しい」と指摘。「基礎疾患がある子や生後3カ月未満の場合は重症化リスクが高い。症状が出たらすぐにかかりつけ医に連絡して」と呼び掛ける。一方、基礎疾患がない場合は、普段通りに飲食ができて眠れれば自宅でゆっくり休むことを推奨する。  ただ、様子が普段と違い判断に迷う時はかかりつけ医らに相談するべきだという。さらに、引きつけや意識のもうろう、異常行動などがあれば急性脳症の恐れもあり、すぐに119番して救急医療を受けることが重要と強調する。  森内氏は「子どもが発熱した際、保護者は様子がいつもとどう違うのか慌てずに見極めてほしい」とした上で、普段から医療機関などの緊急連絡先を把握し、子ども用解熱剤を常備する必要性を訴えている。 (了) 【時事通信社】
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