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スカーフ強制、変化なし=風紀警察廃止に疑問符―イラン


 【イスタンブール時事】イランの検察幹部は3日、国民の服装を監視する風紀警察の「廃止」に言及した。しかし、その後も頭部を覆うスカーフの着用を女性に強制する方針に変化は見られず、従来通り治安当局の取り締まりの対象となる公算が大きい。  現地メディアの報道によると、モンタゼリ検事総長は宗教関係者らとの会合で「風紀警察は既に廃止された。司法と何ら関係ない」と主張した。  イランでは9月中旬以降、スカーフの「不適切な着用」を理由に連行された22歳の女性が風紀警察の拘束下で急死した事件をきっかけとする抗議デモが続いている。検事総長の発言は責任回避が狙いとも映る。  ただ、治安当局は5日時点で風紀警察の活動停止を確認していない。トルコで活動するイラン系ジャーナリストは「デモが始まってから活動は目立たなくなっている」と認めつつ、実際に廃止されたかどうかは分からないと述べた。  また、別のイラン人記者はインターネット交流サイト(SNS)で「権威主義的な政府はその権力が脅かされた際、組織の改革に言及するものだ」と指摘する投稿を共有した。  2カ月半以上続く抗議デモは次第に反体制運動の様相を強め、全土で治安当局との衝突が相次いできた。これまでの死者数について、イラン当局は「200人以上」と発表する一方、ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ」(IHR)は「少なくとも448人」と独自の集計結果を公表している。 【時事通信社】 〔写真説明〕イランの首都テヘラン市内を歩く女性=5日(EPA時事)
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