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選手に感謝「元気もらった」=サポーターら、止まらぬ涙―希望の光見え、次こそは・W杯サッカー


 【アルワクラ時事】初のベスト8を懸けたサッカー森保ジャパンの挑戦は、クロアチアとの激闘の末に幕を閉じた。4年前の雪辱を誓い、声援を送り続けたサポーターらは、ぼうぜんと立ち尽くし、むせび泣いた。それでも、「希望の光が見えた」「元気づけられた」と前を向いた。そこには「新しい景色」が広がっていた。  強豪ドイツ、スペインを倒し、1次リーグ首位通過を果たした森保ジャパン。決戦の舞台アルジャヌーブ競技場のスタンド席は、世界各国のサポーターで埋め尽くされた。前半43分に前田大然選手(25)が先制点を入れたものの、後半10分に追い付かれ、延長戦まで一進一退の攻防が続いた。  両国のサポーターはチャント(応援歌)を歌い、応援合戦を繰り広げた。PK戦では日本側のスタンド席が一丸となり、「ニッポン!」「権田!」と叫んだが、祈りは届かなかった。  「あと一歩だったのに…」。東京都港区の会社員川面桃子さん(32)は、あふれる涙を止めることができなかった。2018年ロシア大会の決勝トーナメント1回戦で、ベルギーに土壇場で逆転された「ロストフの14秒」を目撃。今回は、「4年前の忘れ物を取りに来た」と意気込んでいた。「前回よりはちょっとだけ上の延長戦まで連れてきてもらった。次こそは必ずベスト8に」と言葉を絞り出した。  松山市の会社員山本逸平さん(27)は「言葉にできない」と悔しさをにじませた。それでも「今まで一番期待を持てた大会だった」と振り返り、「これまでなかった希望の光が見えた。次につながる日本の成長を感じた」と選手らをたたえた。  家族で観戦した東京都港区の主婦市川千尋さん(37)。新型コロナウイルス禍で閉塞(へいそく)感を感じていたが、1次リーグから現地観戦し「すごく元気づけられた」。ドイツ戦以降は道行く人々に祝われ、クロアチア戦でも海外サポーターが日本を応援する姿に「日本はすごいんだと実感できた」。  批判にさらされながらも努力を積み上げてきた選手たちからは「『新しい景色』に挑戦し続けることの美しさ」を教えてもらったといい、「自分も頑張ろうと思えた」と話した。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕クロアチアにPK戦で敗れ、肩を落とす日本のサポーター=5日、アルワクラ 〔写真説明〕クロアチアにPK戦で敗れ、涙ぐむ日本のサポーター=5日、アルワクラ
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