両チームたたえ拍手＝クロアチアと交流２０年―新潟県十日町・Ｗ杯サッカー

　２００２年Ｗ杯日韓大会でキャンプ地になって以来、クロアチアと２０年にわたる交流がある新潟県十日町市。パブリックビューイングの会場に設置された大型スクリーン横には日本とクロアチアの国旗が飾られ、集まった市民は両国国旗の小旗を振って応援。試合終了後は、健闘をたたえて拍手が湧き起こった。 　右半分が日本、左半分がクロアチアのユニホームを着て観戦した写真スタジオ経営の羽鳥宏史さん（６２）は「クロアチアに敬意を表して（このユニホームを）着たが、やはり日本を応援した。いつかはワールドカップで優勝するだろう」と今後に期待した。 　日本料理店を経営する貝沢友哉さん（５３）は「どちらが勝っても喜ばしいが、日本のベスト８進出は見たかった」と悔しさをにじませる。一方で「クロアチア（との交流）が今まで支えになってきた部分はあった。次の試合はクロアチアを応援したい」と笑顔で語った。　（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕パブリックビューイングの会場でＰＫ戦を見守る新潟県十日町市の人たち＝６日未明、同市 〔写真説明〕新潟県十日町市のパブリックビューイング会場で、日本の先制を喜ぶ観客＝６日未明 〔写真説明〕クロアチアと２０年にわたる交流がある新潟県十日町市のパブリックビューイング会場で試合を見守る人たち＝６日未明