核の脅威「無責任で危険」＝ウクライナ侵攻巡り―中国・ＥＵ首脳

　【北京、ブリュッセル時事】中国の習近平国家主席は１日、欧州連合（ＥＵ）のミシェル大統領と北京の人民大会堂で会談した。ＥＵ報道官によると、ロシアのウクライナ侵攻を巡り、両首脳は「核による脅威は無責任で極めて危険だ」との認識で一致した。核問題が取り上げられたことは、中国では発表されていない。 　会談は３時間に及び、中国の台湾政策、人権、経済問題についても話し合われた。中国外務省とＥＵ側の発表によると、習氏は「中国と欧州が前向きな関係を維持することは、国際社会の共通利益にかなっている」と指摘。ミシェル氏も「世界が直面する複数の危機」に関し、対話の重要性を強調した。　【時事通信社】 〔写真説明〕中国の習近平国家主席＝１１月１９日、バンコク（ＥＰＡ時事） 〔写真説明〕欧州連合（ＥＵ）のミシェル大統領＝１１月１６日、インドネシア・バリ島（ＡＦＰ時事）