世界の安全へ「誠実な対話を」＝Ｇ２０議長国就任でインド首相

　【ニューデリー時事】インドのモディ首相は１日、ロシアによるウクライナ侵攻を念頭に「大量破壊兵器による被害のリスクを軽減し、世界の安全保障を強化するため、各国間の誠実な対話を促す」と決意を表明した。同日付でインドが２０カ国・地域（Ｇ２０）の議長国となったことに合わせ、声明を発表した。 　モディ氏は、Ｇ２０のテーマに掲げた「一つの地球、一つの家族、一つの未来」に触れ、「生存のために争う必要はない。私たちの時代は、戦争の時代であってはならない」と強調。気候変動やウイルスのパンデミック（世界的大流行）などは「互いに戦うのではなく、共に行動することによってのみ解決できる」と訴えた。　【時事通信社】 〔写真説明〕インドのモディ首相＝１１月１５日、インドネシア・バリ島（ＥＰＡ時事）