愛子さま、２１歳に＝専門的に古典学ぶ

　天皇、皇后両陛下の長女愛子さまは１日、２１歳の誕生日を迎えられた。成年皇族となったこの１年、新年祝賀の儀や記者会見などに初めて臨んだ。学習院大文学部３年生となり、古典をより専門的に学んでいる。 　宮内庁によると、愛子さまは大学の授業を引き続きオンラインで受講。源氏物語や奥の細道などの古典を読み解き、課題に取り組んでいる。 　３月の記者会見に当たり、原稿を長時間かけて準備し、直前まで推敲（すいこう）し練習した。会見では「一つ一つのお務めを大切にしながら、精いっぱい務めさせていただきたい」と語った。　 　成年皇族になり、昨年１２月の大正天皇例祭に初めて参列して以降、宮中祭祀（さいし）にも出席。両陛下から所作などを聞いて臨んだ。 　以前から平和の大切さに思いを巡らせており、５月の沖縄本土復帰５０年記念式典に先立ち、天皇陛下が小学生の時に「沖縄豆記者」から受け取った沖縄の歴史に関する本を陛下から借りて読んだ。 　１１月には秋篠宮家の次女佳子さまと皇居内で雅楽演奏会を初めて鑑賞。大学で伝統芸能の授業を受けて雅楽に関心を持ち、演奏を生で聴けたことを喜んでいたという。同月下旬には両陛下と東京国立博物館で国宝の特別展を見学した。 　コロナ禍で外出が難しい日々が続くが、皇居・御所では愛犬や愛猫の世話をし、野菜を育てている。両陛下と散策やテニスをし、陛下とジョギングをしている。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕２１歳の誕生日を前に、笑顔を見せられる愛子さま＝１１月２１日、皇居内の厩舎（きゅうしゃ）（宮内庁提供） 〔写真説明〕２１歳の誕生日を前に、馬にニンジンを与えられる愛子さま＝１１月２１日、皇居内の厩舎（きゅうしゃ）（宮内庁提供） 〔写真説明〕２１歳の誕生日を前に、馬の傍らで笑顔を見せられる愛子さま＝１１月２１日、皇居内の厩舎（きゅうしゃ）（宮内庁提供）