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大きな前進、勇気もらった=「違憲状態」高々、虹色の旗はためく―同性カップルら原告団「画期的」・同性婚訴訟


 同性婚を認めない現行制度を巡る訴訟で、東京地裁が判決を言い渡した30日、原告の同性カップルらは地裁前で「違憲状態」と記された紙を高々と掲げた。「大きな前進、一歩」「勇気をもらった」。100人余りが正門前に駆け付け、多様性を象徴するレインボーフラッグが歓喜の輪にはためいた。  弁護団の上杉崇子弁護士は判決後に記者会見し、「画期的な判断」と述べ、裁判長が本人尋問を行った点を高く評価した。寺原真希子弁護士も「真摯(しんし)に共同生活を送る婚姻の本質は、同性カップルにも等しく当てはまり、家族として法的保護を受けることは個人の尊厳に関わると強調した判決だ」と評した。  原告の大江千束さん(62)は「大変な前進。立法府でどんどん審議していただきたい」と喜びつつも、「まだまだこれから」。パートナーで原告の小川葉子さん(59)は「どうなるかと思ったが、ほっとした。勇気をもらった」と声を弾ませた。  パートナー(37)と10年以上、生活を営む原告の広橋正さん(53)も「大学受験の100倍ぐらい緊張した。僕にとってはパートナーは紛れもない家族。社会的に認められなければ自分の尊厳が日々傷つけられていく」と述べ、思いが込み上げて涙を流した。   パートナーと8年間暮らし、支援者として駆け付けた会社員、藤井美由紀さん(47)は「納得できない部分もあったが、大きな一歩になったと思う」と述べた。乳がんで入院した相手と面会した際は「いとこ」と偽らざるを得なかった経験もし、法整備を望んだ。  判決言い渡しは地裁最大の103号法廷で行われた。傍聴整理券を求めて237人が並び、関心の高さをうかがわせた。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕同性婚訴訟の判決後、レインボーフラッグを背に「違憲状態」と書かれた紙を掲げる原告ら=30日午後、東京都千代田区の東京地裁前 〔写真説明〕同性婚訴訟の東京地裁判決を受け、記者会見する原告の同性カップルら=30日午後、東京都港区
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