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「戦争犯罪」身柄渡さず=8年前の航空機撃墜でプーチン政権―ウクライナ


 2014年にウクライナ東部ドネツク州上空でマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人全員が死亡した事件で、オランダの裁判所は17日、プーチン政権の影響下にある親ロシア派支配地域から「ブク」地対空ミサイルが発射されたと認定した。長引く紛争が今年、ロシアによる全面侵攻に変わる中、8年前の「戦争犯罪」に結論が下された形だ。  殺人罪などに問われた4人のうち、ロシアの元情報機関員ら3人は求刑通り終身刑、1人は無罪となったが、被告人不在での判決。プーチン政権が関与を認めず、身柄の引き渡しに応じないためだ。首都キーウ(キエフ)近郊の民間人殺害などの戦争犯罪を裁けるか否かという問題に前例を示したと言える。  多数の犠牲者が出たオランダなどの合同捜査に対して、ロシアの反応は冷ややかだ。判決後、ロシアの治安関係者は「外国への引き渡しは憲法が禁じている」とインタファクス通信に述べた。元外交官も「完全に予想された判決」とロシア国営テレビに強調した。  終身刑の3人のうち中心人物は、連邦保安局(FSB)元大佐で武装勢力司令官だったイゴリ・ギルキン(別名ストレルコフ)被告。ウクライナ侵攻で動員令を提唱し、自身も再び前線に向かったとの情報が出た。ただ、ウクライナ国防省は懸賞金の対象に指定しており、民間調査団体は、拘束を避けるため前線にはいないと推測している。  ロシアの元情報機関員が絡む事件は他にも発生。06年、プーチン大統領を批判していたFSB元中佐アレクサンドル・リトビネンコ氏が亡命先の英国で毒殺された事件で、英国は容疑者の身柄引き渡しを求めたが、ロシアは拒否したままだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見するオランダなどの合同捜査チーム=2019年6月、ユトレヒト郊外(AFP時事)
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