インドネシア大統領、参加首脳とマングローブ視察＝Ｇ２０サミット

　【ヌサドゥア時事】インドネシアのジョコ大統領は１６日午前（日本時間同）、２０カ国・地域首脳会議（Ｇ２０サミット）に出席している多くの各国首脳らと共に、バリ島のマングローブ保護地区を視察に訪れた。ポーランドにロシア製ミサイルが着弾したことを受け、先進７カ国（Ｇ７）首脳らによる緊急会合がバリ島のホテルで開かれたため、視察は予定より２時間近く遅れて開始された。 　岸田文雄首相やバイデン米大統領は緊急会合後に駆け付け植樹を行うなどしたが、習近平中国国家主席の姿は見られなかった。 　バリ国際空港の近くにある海岸沿いのこの保護地区には３３種類ものマングローブが生い茂るだけでなく、さまざまな種類の鳥や水中生物も確認できるという。インドネシアには、気候変動や森林回復に対する同国の真剣な姿勢を示す狙いがあったとみられる。日本は国際協力機構（ＪＩＣＡ）と共に保護活動を支援してきた経緯がある。　【時事通信社】 〔写真説明〕１６日、インドネシア・バリ島のマングローブ保護地区で植樹する各国首脳ら（ＡＦＰ時事）