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ウクライナ大統領、ヘルソン入り=市内に民間人・兵士の遺体


 【ロンドン時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は14日、ロシア軍が撤退し解放された南部ヘルソン市を訪れた。ウクライナ軍の兵士らを前に「われわれは前進している。全土に平和をもたらす用意がある」と述べ、領土奪還の喜びを分かち合った。支援を提供してきた北大西洋条約機構(NATO)や関係国に謝意を表明した。ロイター通信が伝えた。  これに先立ちゼレンスキー氏は13日夜のビデオ演説で、ヘルソン市や周辺の状況に関し「(ウクライナ当局の)調査団がロシアによる400件以上の戦争犯罪を記録した」と糾弾(きゅうだん)した。民間人や兵士の遺体も見つかったという。  ゼレンスキー氏は「侵略した他の地域と同様の残虐さを(ヘルソンに)ロシア軍は残していった」と非難。撤退によって、10万人が居住する226集落で「安定と法の回復」が確保されると宣言した。  一方、置き去りにされたロシア兵や傭兵(ようへい)の拘束も進んでいると主張した。一連の発言に関する外部機関の確認は今のところ行われていない。  AFP通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は14日、ゼレンスキー氏のヘルソン訪問に関し「コメントはない」と語った。一方で「この領土(ヘルソン)はロシアの一部だ」と言い張った。  ヘルソンでは、ロシア軍が撤退時にインフラを破壊したため、電力や水の供給が途絶えている。現地に入った英スカイニューズ・テレビなどによると、給水車の前には水を求める人々の長い行列ができた。ヘルソン市の市長は、水や医薬品、パンといった基本物資が著しく不足しており「厳しい人道状況だ」と訴えた。 【時事通信社】 〔写真説明〕14日、解放された南部ヘルソン市を訪れたウクライナのゼレンスキー大統領(ロイター時事) 〔写真説明〕13日、解放されたウクライナ南部ヘルソン市で、兵士と抱き合う市民(AFP時事)
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