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警察トップ、発生知らず就寝=大統領より把握遅く―韓国雑踏事故


 【ソウル時事】韓国ソウル・梨泰院で起きた大規模雑踏事故で、警察庁は4日、尹熙根警察庁長官が事故当日、就寝中で報告を受けるのが遅れたと明らかにした。事故を把握したのは発生から約2時間後。尹錫悦大統領が報告を受けてから1時間以上がたち、既に大統領の指示が出され、心肺停止者が多数出ているという報道が相次いだ後だった。  事故が起きたのは10月29日午後10時15分。これまでの政府の発表などによると、消防ルートで大統領府に伝えられたのは午後10時53分。午後11時1分には大統領が報告を受け、同21分に迅速な救急と治療に万全を期すよう指示していた。政府高官は4日、「『全力を尽くして人命を救え』という大統領の指示が警察を含む全機関に伝えられた」と説明した。  しかし、韓国メディアによると、事故当日は休日の土曜で、尹熙根氏は出身地に近い中部の忠清北道・堤川で、知人と登山した後、事故発生を知らないままキャンプ場で午後11時ごろ就寝。11時半すぎから警察庁の担当者が携帯電話のメッセージや電話で報告しようとしたが反応がなく、尹熙根氏は30日午前0時14分の電話で事故を知ったという。  警察の対応を巡っては、事故の3時間半以上前から現場の危険性を伝える通報が11件あったことが明らかになっている。現場から警察庁への情報伝達の遅れも問題になっており、報道によると、外で食事中だった地元の竜山警察署長は午後9時半ごろに現場の状況について報告を受けたが、現場に着いたのは午後11時すぎ。ソウル市警察庁長官に事故の知らせを伝えたのは、午後11時36分で、ソウル市警察庁から警察庁に報告が上がったのは30日午前0時を回っていた。  警察は特別捜査本部による捜査と、特別チームによる監察を並行して進めており、地元署長の対応や情報伝達の過程などについて調べている。 【時事通信社】
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