ウクライナ越冬支援へ＝対中政策も議論―Ｇ７外相会議

　【ミュンスター（ドイツ）時事】先進７カ国（Ｇ７）外相会議が３日、ドイツ北西部ミュンスターで２日間の日程で開幕した。ロシアの侵攻を受けるウクライナの越冬支援で合意を目指すほか、習近平政権が３期目入りした中国に対して民主主義陣営としてどう向き合うかについても議論を交わす方針だ。 　Ｇ７外相会議は対面の定例会議としては今年２度目だが、緊急のオンライン会合などを含めると１０度目となる。日本からは林芳正外相が参加。３日に行った議長国ドイツとの外務・防衛担当閣僚協議（２プラス２）のほか、参加国との２国間会談も実施する。 　ドイツのベーアボック外相は、ロシアのインフラ破壊で、ウクライナでは停電や断水が発生しているとした上で、発電機や暖房の提供などの「越冬支援をＧ７で調整する」と表明。冬に向けてウクライナの生活を破壊するロシアの狙いを「成功させない」と強調した。　【時事通信社】 〔写真説明〕ドイツ北西部ミュンスターの市街地＝２日（ＡＦＰ時事）