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ジブリパーク開園=アニメの世界観再現―「大倉庫」など先行3エリア・愛知


 アニメ映画「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」などスタジオジブリ作品の世界観が再現された「ジブリパーク」が1日、愛知県長久手市に開園した。テーマ別に分かれた5エリアのうち、「ジブリの大倉庫」など3エリアが先行オープン。県は全面開業後の年間来園者数を約180万人と見込んでいる。  パークは「愛・地球博記念公園」内の約7.1ヘクタールに建設。乗り物やアトラクションはなく、展示物を見て回ったり、自然豊かな公園を散策したりするなど、「自分の足で歩いて、風を感じながら、秘密を発見する場所」がテーマとなっている。  大倉庫内の映像展示室「オリヲン座」(座席数約170)では短編アニメを上映。宮崎駿監督の作品「くじらとり」(約16分)など10作品の上映が予定されている。  「ジブリのなりきり名場面展」では、13作品の14シーンを人形などで再現した。「千と千尋の神隠し」に登場するキャラクター「カオナシ」の隣に座ったり、「天空の城ラピュタ」のヒロインを空中で受け止めたりして、主人公になった気分を味わえる。  このほか「耳をすませば」をモチーフにした「青春の丘」と「となりのトトロ」のキャラクターをかたどった遊具がある「どんどこ森」の2エリアもオープン。来年度には「もののけ姫」や「魔女の宅急便」などを題材にした2エリアが開業予定という。   チケットはエリアごとの販売で日時指定の予約制。大倉庫は大人が平日2000円(休日2500円)、4歳~小学生が平日1000円(休日1250円)で、年内分のチケットは予定枚数を終了している。  大倉庫エリアの一番乗りとなった金沢市から来た看護師香月崇宏さん(47)は「日本のアニメカルチャーを世界に発信できるものがここにできた。感慨深い」と語った。(了) 【時事通信社】
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