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亀岡暴走、「判例掲載なし」と廃棄=少年事件記録、永久保存外す―京都家裁


 重大少年事件の記録が各地の家裁で廃棄されていた問題で、2012年に京都府亀岡市で起きた暴走事故について、京都家裁が判例集「裁判例速報」への掲載がないことを根拠に特別保存(永久保存)対象から外し、事件記録を廃棄していたことが31日、同家裁などへの取材で分かった。  少年事件はそもそも裁判例速報に掲載されないことになっており、最高裁は「特別保存の在り方が適切だったかについて、有識者の意見を踏まえて検討する」としている。  特別保存の基準は20年2月、多くの著名訴訟記録の廃棄が判明した東京地裁が策定した。最高裁が翌3月、同地裁を参考として策定するよう各地の裁判所に指示し、京都家裁は同年7月に定めた。  京都家裁の基準は、策定以前に裁判が終結した事件についても、判決文などが裁判所ホームページの裁判例速報に掲載されたり、担当部署から通知があったりした場合に特別保存の対象とした。亀岡市暴走事故は裁判例速報に掲載されていなかったことなどから、同家裁は特別保存に「該当しない」と判断。同年12月と翌21年3月に記録を廃棄したという。  事故は12年4月に発生。集団登校中、無免許運転の車に児童らがはねられ10人が死傷し、少年6人が逮捕された。3人が起訴され、運転していた少年は懲役5~9年の不定期刑が確定。残る3人は中等少年院送致などの保護処分を受けた。遺族が無免許運転の罰則強化などを求め、法改正のきっかけになった。 (了)【時事通信社】
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