カプセル１００個飲み密輸か＝覚醒剤６０００万円相当、男逮捕―警視庁

　覚醒剤入りのカプセル約１００個を飲み込んで密輸入しようとしたとして、警視庁薬物銃器対策課は２８日までに、覚醒剤取締法違反（営利目的輸入）などの疑いでスペイン国籍の職業不詳ビクター・チュクディ・ンワマジオブ容疑者（４９）を逮捕した。「覚醒剤とは知らなかった」と容疑を否認している。 　同課によると、カプセルは縦６センチ、直径２センチほどの大きさ。約１００個に入れられた覚醒剤は計約１キログラム（時価約６０００万円）に上るとみられる。 　同容疑者はロンドンを１９日に出発し、２０日に羽田空港に到着。入国時に手荷物を調べる検査台の脇をすり抜けようとしたことから、税関職員が不審に思い、レントゲン検査で胃や腸に異物が映り発覚した。 　逮捕容疑は２０日、羽田空港で覚醒剤約１１グラムを体内に隠し密輸した疑い。　 　同庁が羽田空港で旅客による覚醒剤密輸を摘発したのは今年に入って初めてという。（了） 【時事通信社】 〔写真説明〕覚醒剤を密輸した容疑者が飲み込んでいたカプセル＝２８日午後、東京都大田区