starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

「勝てば結果受け入れ」=選挙の安定脅かす候補たち―米中間選


 【ワシントン時事】投開票まで2週間を切った米中間選挙には、2020年大統領選での敗北を否定し続けるトランプ前大統領に同調する共和党候補が多数出馬している。自身の選挙に関しても、敗北なら結果を受け入れないことを示唆する候補が現れ、民主制度の根幹が試される異例の事態となっている。  「あなたは選挙結果を受け入れますか」。今回の中間選挙の候補者討論会で、司会者は決まってこう質問する。  激戦区の一つ、西部アリゾナ州の知事選に出馬した共和党候補キャリー・レイク氏は16日、CNNテレビのインタビューで「負けても結果を受け入れるか」と問われ、かたくなに「私は勝つ。その結果は受け入れる」と答え続けた。歯に衣(きぬ)着せぬ物言いや、地元局キャスターとして培ったメディア戦略の巧みさからトランプ派の「新星」と注目され、選挙戦でリードが伝えられる。  レイク氏は20年大統領選で「不正があった」とも主張。証拠はどこにあるのか質問されても「いくらでもある」と言うばかりで、具体的な裏付けを示さなかった。  選挙分析サイト「ファイブ・サーティ・エイト」によると、中間選挙に出馬した共和党候補552人のうち199人が20年大統領選の公正さを完全に否定。「選挙は盗まれた」と主張したり、結果を覆すための訴訟に参加したりしている。バイデン大統領の勝利を完全に認めているのは77人にすぎない。  深刻なのは、共和党に都合の悪い結果を認めない候補が、知事や州務長官といった州政府高官職の選挙にも出馬していることだ。選挙制度を決め運営する権限を持つのは州政府。トランプ派が州高官に就けば、集計後に民主党候補の票の承認を拒むなどして、選挙への信頼を揺るがしかねないとも指摘されている。  最新の世論調査によれば、上院選で接戦が続く一方、知事選や下院選は共和党が優勢。バイデン大統領は24日、民主党全国委員会の会合で「長年立派な共和党議員と付き合ってきたが、トランプ派は血統が違う」と危機感を訴えた。 【時事通信社】 〔写真説明〕トランプ前米大統領(左)とアリゾナ州知事選の共和党候補キャリー・レイク氏=1月15日、アリゾナ州フローレンス(AFP時事)
    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.