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ミャンマーで拘束された邦人の即時解放訴え=劣悪な収監環境、体調は良好


 ミャンマーの最大都市ヤンゴンで7月にデモを撮影中に拘束され、合計10年の禁錮刑を言い渡されたドキュメンタリー制作者、久保田徹さんを巡り、フリージャーナリストの北角裕樹さんらが26日、東京都内の日本外国特派員協会で記者会見し、「無条件での即時解放」を訴えた。  北角さんらは、ミャンマーでは久保田さん以外にも多くの罪のない人が不当に拘束されていると主張。「(民主化指導者)アウンサンスーチー氏を含む全ての政治犯の解放」のため、日本政府にミャンマー軍事政権への働き掛けを求めた。  久保田さんは現在、ヤンゴンにあるインセイン刑務所に収監中。現地の日本大使館が家族との電話仲介や差し入れをしており、今のところ元気だという。  昨年2度にわたってミャンマー当局に拘束され同刑務所に収容された北角さんは、久保田さんは10平方メートルほどの独房にいるとみられると指摘。独房のトイレは穴が開いているだけで、ベッドとしてすのこ状の板が置かれているなど劣悪な環境を明らかにした。   久保田さんは、北角さんが代読したコメントで、解放に向けた署名などの支援活動に感謝を表明。「ミャンマーは今見えない戦争状態にある」と述べ、ミャンマーの人々に引き続き関心を寄せるよう呼び掛けた。(時事) 【時事通信社】 〔写真説明〕ミャンマーで拘束された久保田徹さんの解放を訴えるフリージャーナリストの北角裕樹さん(中央)ら=26日午後、東京都千代田区
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