対ロ制裁と人道支援要請＝ウクライナ議員団が都内で会見

　来日中のウクライナ最高会議（議会）議員団は２６日、東京都内の日本記者クラブで会見し、ロシアによる侵攻後の日本の支援に謝意を表明した。その上で「対ロ追加制裁、人道・財政支援が加わるほど戦闘終結に近づく」と述べ、日本に一層の協力を求めた。 　日本・ウクライナ友好議員連盟のウクライナ側の共同会長ミハイリューク氏は「ミサイル攻撃でエネルギー関連施設の４割以上が破壊された」と指摘。「気温が０～３度の中、変電・発電機がとても必要だ」と訴えた。 　もう一人の共同会長ジェレズニャク氏は「日本企業を含め、ロシアで操業を続けている外国企業の税金を元にウクライナの子供が殺されている。考え直してほしい」と強調。また「日本の都市は戦争や地震で破壊されたが、今は美しい。戦後はわれわれの都市を同様に美しくするのが夢だ」と語り、戦後復興への日本の関与に期待を示した。　【時事通信社】 〔写真説明〕日本記者クラブで会見する日本・ウクライナ友好議員連盟のウクライナ側共同会長のミハイリューク氏（左）とジェレズニャク氏＝２６日午前、東京都千代田区