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「小学校担任暴言で抑うつ」=中1自殺の一因か―熊本市第三者委


 2019年4月に熊本市立中学1年の男子生徒=当時(13)=が自殺した問題があり、市の第三者委員会は24日、自殺の直接的な原因を特定することは困難とした上で、「重症化した抑うつ状態が自殺に至った一因と考えられる」とする報告書を大西一史市長に提出した。  報告書はまた、抑うつ状態の発症は「小学6年時の担任教諭の不適切な指導が強く影響した蓋然(がいぜん)性が高い」とした。  報告書によると、担任教諭は複数の児童の胸ぐらをつかむなどし、「バカ」や「アホ」といった暴言を日常的に繰り返した。男子生徒は睡眠障害や食欲低下など抑うつ状態となり、小学校の卒業前、ノートに「死」や「絶望」などと書いていた。小学校側はこのノートの存在を知っていたが、生徒の保護者には伝えていなかったという。  報告書は、伝えていれば医療機関受診などの対応ができていた可能性が高いと指摘。小学校の管理職による担任教諭への十分な指導があれば、男子生徒の抑うつ状態の発症や悪化を防げた可能性があると結論付けた。  大西市長は取材に、「不適切な教諭の指導があって、学校の校長や管理職、教育委員会が適切な対応ができなかったことが原因だと思う」と述べた。  男子生徒の両親は同日午後に記者会見し、母親(48)は「(報告書は)遺族にとって慰霊碑のようなものだ。二度と起こらないように皆さんの記憶にとどめていただくことが大切だと思っている」と話した。 (了)【時事通信社】
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