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「再会果たすまで、諦めない」=拉致解決へ、被害者家族ら集会―東京


 北朝鮮による拉致被害者全員の即時一括帰国を求める「国民大集会」が23日、東京都内で開かれた。拉致被害者のうち5人が帰国してから今月15日で20年となったが、その後は誰一人として戻ってきていない。子どもやきょうだいの帰りを待ち続ける被害者家族の高齢化が一層進む中、家族らは「再会が果たされるまで諦めない」と訴え、拉致問題の早期解決を呼び掛けた。  「親世代の拉致被害者家族は再会を果たせず他界される厳しい現実がある。時間がない」。拉致被害者の横田めぐみさん=拉致当時(13)=の弟で家族会代表の拓也さん(54)は語気を強めた。  問題解決には「当事者の首脳同士が向き合うしかすべがない」と指摘。集会に出席した岸田文雄首相に対し、拉致被害者の親世代が元気なうちに解決することを求めた。めぐみさんの母早紀江さん(86)も「必ず救い出して、日本の土を踏ませてあげたい」と訴えた。  岸田首相は集会で、拉致被害者の帰国が実現できていない現状を「痛恨の極みだ」と話し、「再会を果たすことなく旅立たれたご家族の思いを想像するだけで胸が締め付けられる思いだ」と述べた。拉致は時間的制約のある人権問題だと強調し、「全ての拉致被害者の一日も早い帰国を実現すべく、全力で果断に取り組む」と語った。   集会は拉致被害者家族らでつくる「家族会」や支援団体の「救う会」などが主催。被害者家族や支援者ら約800人が出席した。集会では日本政府に対し、全拉致被害者の即時一括帰国の早期実現を求める決議などが採択された。(了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で解決を訴える横田めぐみさんの母早紀江さん=23日、東京都千代田 〔写真説明〕「全拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会」で解決を訴える横田めぐみさんの母早紀江さん(左端)。右端は岸田文雄首相=23日、東京都千代田
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