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李強氏、次期首相候補に=上海ロックダウンの汚名返上


 【北京時事】中国の最高指導部「政治局常務委員」に、新型コロナウイルスの封じ込めに失敗し、中国最大の経済都市の上海に2カ月のロックダウン(都市封鎖)をもたらした李強・市共産党委員会書記が序列2位の首相候補として選ばれ、国内外で驚きが広がっている。  李氏は習近平国家主席が浙江省の党委書記時代から側近として仕え、行政手腕を高く評価されてきた。2017年、歴代の最高指導部メンバーを輩出し、出世の「登竜門」とされる上海市のトップに就任。着実に実績を積み重ね、ここ数年は次期首相の有力候補として名前が挙がっていた。  ところが今年3月、上海でコロナ感染が広がり始めた際、「オミクロン株の感染力の高さを見誤り、厳しい防疫措置をためらった」(市関係者)結果、急激な感染拡大を招き、経済活動に大きな打撃を与えた。  都市封鎖で外出が厳しく制限される中、市民は深刻な食料不足や医療機関の利用が困難な状態に直面。4月には住宅街を視察した李氏が市民に囲まれ「食料が届いていない!」などと詰め寄られる動画がインターネットで拡散し、面目を失った。  市民の間には感染を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ政策」に不満は根強い。その一方、「中央の指示を実行しただけ。北京の衛生当局がむちゃな指示を出した」(40代男性会社員)など、李氏に同情する声も多い。  李氏は当初、習氏の指示で経済にも配慮した防疫対策を模索していたとも言われ、「上海の混乱に習主席も負い目を感じているのではないか」(市関係者)といった声も聞かれる。 【時事通信社】 〔写真説明〕新型コロナウイルス感染防止のロックダウン(都市封鎖)解除後も、地区ごとの封鎖は繰り返され、病院に運ばれる女性=10日、上海(EPA時事)
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