エネルギー対策、連携で一致＝ガス上限案に結論出ず―ＥＵ首脳会議

　【ブリュッセル時事】欧州連合（ＥＵ）首脳会議は２１日未明、高騰するエネルギー価格抑制に向けた対応を巡り、加盟国で結束して緊急措置を講じることで一致した。ただ、加盟２７カ国の半数以上が求める発電用ガス価格への上限設定案では結論が出なかった。各国エネルギー相が２５日の閣僚理事会で協議を続ける。 　ＥＵ首脳は２０日午後から１１時間にわたり協議した。声明では、欧州委員会と閣僚理事会に対し、ガス取引価格を引き下げるための時限措置などに関し、具体案を早急にまとめるよう要求。発電用ガス価格に上限を定める案については、費用面や実施による各方面への影響を分析することを求めた。　【時事通信社】