戒厳令は「敗北」の証拠＝住民抑圧と分析―ウクライナ

　ウクライナのゼレンスキー大統領は１９日、ロシアのプーチン大統領が「併合」した東・南部４州に戒厳令を布告したことについて、ロシアが敗北に近づいている証拠だと主張した。ビデオ演説で「敗北に近づくほど、ヒステリーは大きくなる」と述べた。 　一方、ウクライナ外務省は「住民のレジスタンス（抵抗運動）を抑圧するのが戒厳令の目的だ」と分析した。 　国家安全保障・国防会議のダニロフ書記はツイッターで「占領地の民族構成を変えるべく、大勢のウクライナ人を強制移住させるための準備だ」と指摘。「国連が非難すべき犯罪だ」と訴えた。　【時事通信社】 〔写真説明〕ウクライナのゼレンスキー大統領＝１４日、キーウ（大統領府提供）（ＡＦＰ時事）