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タジク人容疑者が乱射=上官とトラブル―ロシア報道


 ロシアのウクライナ国境に近いベルゴロド州の軍演習場で起きた乱射で、独立系メディアは16日、事件で負傷した兵士の証言を伝えた。それによると、国防省が「旧ソ連構成国出身の2人」と発表した容疑者は、中央アジアのタジキスタン人3人で、信仰をめぐる上官とのトラブルが原因とみられている。  国防省は発生当日の15日、「テロ」と断定し、射撃訓練中の志願兵ら11人が死亡したと明らかにした。これに対し、兵士が目撃した犠牲者は、この上官を含めて「30人」に上るという。  独立系メディアによると、現場には志願兵も予備役もいた。カフカス地方出身のイスラム教徒の兵士らがウクライナ侵攻を「自分たちの戦争ではない」と批判すると、上官は「聖戦だ」と主張。これを聞いたタジク人らは「イスラム教徒が異教徒と戦うのが聖戦だ」と反論した。上官は「それならアラー(神)は弱虫だ」と侮辱し、演習場は騒然となった。  直後の射撃訓練時、志願兵のタジク人3人は自動小銃を準備し、まず上官を射殺。「イスラム教徒は離れるように」と告げてから、集まっていた兵士らに向けて発砲した。容疑者3人のうち2人はその場で射殺され、1人は逃走した。  報じられた証言では、容疑者のタジク人らは信仰心があつく、必要な時間に礼拝を認められずに不満を募らせていたという。事件は多民族のロシア軍に動揺を与えかねず、国防省は詳細な発表を避けたもようだ。 【時事通信社】 〔写真説明〕ロシア軍のウクライナ軍事作戦の広告=13日、モスクワ(AFP時事)
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