交際相手に薬飲ませ暴行か＝渋谷区職員を逮捕―警視庁

　交際相手の女性に睡眠導入剤入りのミルクティーを飲ませて性的暴行を加えたとして、警視庁巣鴨署は１１日、準強制性交の疑いで、東京都渋谷区職員石川隼大容疑者（２９）＝豊島区西巣鴨＝を逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。 　逮捕容疑は５月１日午後６時１５分～７時４０分ごろ、自宅を訪れた交際相手の２０代女性に睡眠導入剤入りのミルクティーを飲ませ、性的暴行を加えた疑い。 　同署によると、石川容疑者は初めて家に来た女性に性的な行為を要求。女性が「体調が悪い」と拒否した後、ミルクティーを飲ませて抵抗できない状態にしたという。 　２人は１月下旬、マッチングアプリで知り合い、４月上旬から交際を始めた。事件当日は自宅で映画鑑賞しようと招き入れた。体調に異変を感じた女性が翌２日朝、巣鴨署に相談していた。同署は睡眠導入剤の入手経路や、同様の被害の有無などについて調べる。　 　区によると、石川容疑者は福祉部生活福祉課で勤務しており、「事実関係を確認の上、厳正に処分する」とのコメントを出した。（了）【時事通信社】