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「銃犯罪ない世界に」=服部剛丈さん遺族訴え―射殺30年を前に・名古屋


 1992年10月、米国留学中だった名古屋市の高校2年服部剛丈さん=当時(16)=が射殺された事件は18日(日本時間)で発生から30年を迎える。同市内では9日、米国の銃規制を求めてきた両親らの活動を振り返るイベントが開かれ、父政一さん(75)が「銃犯罪のない世界になってほしい」と強く訴えた。  剛丈さんは米ルイジアナ州で、ハロウィーンパーティーの会場と間違えて訪問した家の住人に射殺された。政一さんと妻の美恵子さん(74)は事件後、「YOSHI基金」を設立。94年以降、計31人の米国人留学生の受け入れを支援してきた。安全な日本社会を体験することで米国の銃社会に疑問を持ってほしいとの思いから、政一さんらは留学生を自宅に招き、剛丈さんの事件を語り継いできた。  新型コロナウイルス感染拡大の影響で留学支援ができない状態が続いたが、今年に入り3年ぶりに留学生の受け入れを再開。基金を利用して米カリフォルニア州から留学中で、今回のイベントに参加したアボンリー・ハーウッドさん(17)は、米国で銃を自由に持ち歩けることについて「社会に分断を生むだけであり、われわれを恐怖から解放してくれる自由ではない」と語った。  政一さんらは今後、活動の一線を退く意向という。「まだ遠い道のりだが、前進することを願っている」と話し、米国での銃規制の実現に期待を込めた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕1992年10月に米国留学中だった息子の服部剛丈さんが射殺されてから30年となるのを前に、銃規制を求めてきた活動を振り返る美恵子さん(左)と政一さん=9日午後、名古屋市
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