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北朝鮮、未明に弾道ミサイル2発=先月来7回目、SLBMの可能性


 【ソウル、ワシントン時事】韓国軍は、北朝鮮が9日午前1時48分(日本時間同)から1時58分ごろにかけ、東部・江原道文川付近から日本海に短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表した。井野俊郎防衛副大臣はこれに関し、2発の発射地点は東岸付近の海上で、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の可能性があるとの見方を示した。  北朝鮮は異例の頻度で弾道ミサイル発射を繰り返しており、9月25日以降、今回で7回目。同月下旬に始まった米原子力空母「ロナルド・レーガン」の2度にわたる日本海展開に神経をとがらせており、直近では今月6日に短距離弾2発を発射したばかりだった。今年に入ってからの発射は巡航ミサイルを含め25回目、SLBMであれば5月以来となる。  防衛省によると、9日の2発はいずれも最高高度約100キロで、350キロ程度飛んだ。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。航空機や船舶などの被害は確認されていない。  井野氏は国連安全保障理事会の決議に違反しており、「断じて容認できない」と批判した。米国務省当局者も、国際社会や周辺国への脅威で、決議違反だと非難。当局者はまた、日韓に対する防衛義務は揺るぎないと強調する一方、核・ミサイル問題解決に向け対話に応じるよう北朝鮮に求めた。日米韓は、7回目の核実験をはじめとするさらなる挑発への警戒を強めている。 【時事通信社】
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