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改良ワクチン、米で出足低調=開始1カ月、認知度に難も―新型コロナ


 【ニューヨーク時事】米国で、新型コロナウイルスのオミクロン株に対応した改良ワクチンの使用が開始されてから約1カ月がたった。当局は再流行の恐れがある冬場を前に接種を広げたい考えだが、改良ワクチンの認知度が低いことなどもあり、低調な出足となっている。  疾病対策センター(CDC)によれば、6日時点の改良ワクチンの接種回数は、ファイザー製、モデルナ製合わせて約1150万回。一方、昨年秋に始まった最初の追加接種は、当初の対象が高齢者や免疫不全症の人に制限されたが、約1カ月で1700万回を超えた。改良ワクチンの対象が12歳以上と幅広いことを考慮すると、出足が低調なのは明らかだ。  米NPOが9月に実施した世論調査では、改良ワクチンの認知度はいまひとつ。規定回数の接種を終えたものの、自身が改良ワクチンの接種対象かどうか分からないと回答した大人が4割にも上った。  食品医薬品局(FDA)から緊急使用許可は下りたが、有効性に関する具体的な数値なども実は分かっていない。改良ワクチンは、オミクロン株の派生型「BA.5」などをベースに開発されたが、臨床試験(治験)結果が出るのはこれから。「治験結果が出ていないワクチンを推奨するのは悩ましい」(オハイオ州立大のパブロ・サンチェス教授)と、拙速な使用開始に首をかしげる専門家もいる。  米国はワクチン接種自体が他の先進国に比べ低調で、国民の「ワクチン疲れ」が色濃い。コロナの感染者数や死者数も、一時期に比べ落ち着いている。FDAは「より強い保護効果が期待できる」と改良ワクチンに太鼓判を押すが、期待通り浸透するかは不透明だ。 【時事通信社】 〔写真説明〕新型コロナウイルスワクチンの追加接種の様子=6日、米カリフォルニア州ロサンゼルス(AFP時事)
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