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送別会でデータ受領=「業績に貢献」、元同僚に依頼―かっぱ寿司前社長


 回転ずしチェーン「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの前社長田辺公己容疑者(46)が同業大手「はま寿司」の営業秘密に当たるデータを不正に取得したなどとして逮捕された事件で、田辺容疑者がデータを受け取ったのは、自身がはま寿司親会社から転職する際の送別会の席だったことが4日、関係者への取材で分かった。  田辺容疑者が「(カッパ社の)業績に貢献するためだった」などと話していたことも判明。警視庁生活経済課はカッパ社での利用を念頭に、当時の同僚に依頼して情報を持ち出したとみて調べる。  関係者によると、はま寿司の親会社で外食大手ゼンショーホールディングス(HD)の事業本部長だった田辺容疑者は、人材紹介会社を通じた転職活動の末、2020年8月下旬にカッパ社への入社が決定。9月1日にゼンショーHDに退職の意思を伝えた。  同月26日ごろまで勤務した後、有給休暇を取得。10月上旬に自身の送別会が行われた際、協力を依頼していた当時の同僚から、はま寿司の食材の仕入れ先や原価など営業秘密に当たるデータが入ったUSBメモリーを受け取ったという。  田辺容疑者はカッパ社に転職後、同社商品部長大友英昭容疑者(42)らとデータを使って商品原価を比較した表を作成するなどした。データの不正持ち出しが発覚した後、カッパ社の社内調査に「業績に貢献するためだった」という趣旨の説明をした。  田辺容疑者は、はま寿司の営業秘密を不正に持ち出したなどとして不正競争防止法違反容疑で警視庁に逮捕され、両罰規定により、法人としてのカッパ社も書類送検された。同容疑者は3日、カッパ社社長を辞任した。 (了)【時事通信社】
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