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観客席に催涙弾、被害拡大か=サッカー場暴動、解明チーム設置―インドネシア


 【ジャカルタ時事】インドネシア東ジャワ州マランのサッカー・スタジアムで125人が犠牲となった暴動事件は、世界のサッカー史に残る悲劇となった。国内では、国際連盟(FIFA)の規定で禁じられている催涙弾を使用した警察や、収容定員を上回るチケットを販売した実行委員会に批判が集中。観客席にも催涙弾が発射されたことが被害を拡大させたとの見方も出ている。政府は事件から2日後の3日、真相解明チームを設置すると発表した。  試合では、プロリーグのアレマ・クロノスが、ホームで23年間も負けたことがなかったペルセバヤ・スラバヤに敗戦。試合後、ファンがフィールドになだれ込み、催涙弾の発射につながった。  地元紙コンパス(電子版)によると、友人と座っていたすぐ近くに催涙弾が着弾したガファンドラさん(20)は「観客席にも向けられていることを知ると状況が一変した。みんなが出口を目指して一斉に逃げ出した」と証言した。  近隣のチーム同士の対戦だった。地元紙などによれば、試合前から不穏な空気が漂っていた。試合時間を夜から夕方に変更することも検討されたが、実現しなかったという。  スタジアムの収容定員3万8000人に対し、販売されたチケット数が4万2000枚に上っていたことも判明した。チケットなしでスタジアムに入場した観客もいたと指摘される。  地元ニュースサイトによると、アレマの山口廉史選手(30)らは催涙ガスで具合が悪くなった観客らを安全な場所に運ぶ手伝いをした。一方、アウェーのペルセバヤの選手らは、ロッカールームで5分で着替えを済ませた後、装甲車のような4台の警察車両に乗り込んだ。しかし、1時間以上発車できず、地元スラバヤに到着したのは、翌日の午前2時ごろだったという。 【時事通信社】 〔写真説明〕インドネシア東ジャワ州のサッカー・スタジアムで、グラウンドに入り込んだ観客に向かって走る警察=1日、マラン(EPA時事)
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