拳銃入れたままロッカー誤返却＝使用形跡なし―警視庁

　警視庁は１日、リース業者から借りていた拳銃保管用ロッカーに拳銃４丁を入れたまま誤って返却したと発表した。拳銃は約４時間後に回収され、使用形跡はなかったという。ロッカーは、安倍晋三元首相の国葬で海外要人警護の応援に来た地方警察官のために使われていた。 　警備１課によると、ロッカーは東京都府中市の警察施設に置かれ、警護課の４０代男性警部補が９月３０日午後４時ごろ、実弾が装填（そうてん）されている拳銃４丁が残ったまま埼玉県草加市のリース業者に返却した。その後、別の警察官が拳銃がないことに気付き、同８時ごろ回収された。 　高山祐輔警備１課長は「大変重く受け止めている。極めて不適切だった」と話した。　（了）【時事通信社】