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南三陸に震災伝承館=証言映像で「防災を自分の事に」―宮城


 東日本大震災の教訓を語り継ぐ場として整備された宮城県南三陸町の伝承館「南三陸311メモリアル」が1日、開館した。未曽有の災害を経験した住民ら約90人の証言を基に、当時の状況を知ることができるプログラムを作成。町は「来館者に防災を自分の事として考えてもらいたい」としている。  津波によって10~24メートルの高さまで浸水した町は壊滅状態となり、死者・行方不明者831人を出した。伝承館では、被災状況をまとめたパネル資料や町長の当時のメモなどを展示する。  ラーニングシアターでは「生死を分けた避難」「そのとき命が守れるか」などをテーマに、住民の証言映像で構成したプログラムを上映。災害遭遇時にどう行動すればいいのかを周りの人と対話しながら学べる場で、命を主題にしたアート作品や、海の見える展望デッキも設置した。  開館に先立ち、1日午前に町主催の式典が行われ、佐藤仁町長は「人は自然の力を超えることはできない。命の尊さや生きる喜びを町を訪れて考えてもらい、次の世代に伝えてほしい」とあいさつした。東京都国分寺市から来た無職鈴木卓さん(66)は「首都直下地震が想定される中、日頃から家族や近所の人と防災について話し合うことが重要だと改めて感じた」と語った。  開館時間は午前9時~午後5時で、観覧するプログラムによって入場料が異なる。火曜と年末年始は休館。伝承館は、被災した商店が軒を連ねる「南三陸さんさん商店街」などと共に、にぎわいの拠点として道の駅に登録された。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕「南三陸311メモリアル」の展示で、住民らの証言を聞く来館者=1日午後、宮城県南三陸町
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