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外食ビジネス精通の経営者=業績改善へ奔走―田辺容疑者・かっぱ寿司


 不正競争防止法違反容疑で逮捕されたカッパ・クリエイト社長田辺公己容疑者(46)は、複数のレストランチェーンで社長を務めるなど、外食ビジネスに精通する辣腕(らつわん)経営者として知られていた。  大学卒業後、1998年に外食大手ゼンショー(現ゼンショーホールディングス)に入社。「はま寿司」で取締役を務めたほか、「ジョリーパスタ」「ココスジャパン」といったグループ傘下の複数のファミリーレストランチェーンで社長を歴任した。  この実績が買われ、2020年11月、外食大手コロワイド傘下のカッパ社に転職した。顧問や副社長を経て21年2月に同社の社長に就任した。  100円すしブームの火付け役として業界首位だったこともある同社は当時、業績低迷に苦しんでいた。14年にコロワイド傘下となって以降は、社長が相次いで交代し、業績再建を期待された田辺容疑者は7年間で5人目の社長だった。  新型コロナウイルス禍という逆風の中、「安かろう悪かろうと言われていた」(広報担当者)というブランドイメージの向上に着手。すべてのシャリ(酢飯)を山形県産のブランド米「はえぬき」に変更し、しょうゆやわさびも見直すなど品質改善に力を入れた。  こうした改革などにより、同社の22年3月期の最終損益は7億円の黒字を確保。それまでの2年連続最終赤字から脱却した。その手腕は社内で高く評価されていたとみられ、今年6月の株主総会で社長に再任されたが、一方で前年には情報を流出させたとして刑事告訴されたことが明るみに出ていた。 (了) 【時事通信社】 〔写真説明〕かっぱ寿司を運営するカッパ・クリエイト社の本社が入る横浜ランドマークタワー=30日午後、横浜市西区
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