教諭３人、１０月２５日初公判＝８人死亡の那須雪崩事故―宇都宮地裁

　栃木県那須町で２０１７年３月、登山講習中だった県立大田原高校の生徒ら８人が死亡した雪崩事故で、業務上過失致死傷罪に問われた男性教諭３人の初公判が１０月２５日に宇都宮地裁（滝岡俊文裁判長）で開かれることが２９日、地裁への取材で分かった。 　起訴状によると、教諭３人は１７年３月２７日朝、前夜からの降雪などにより雪崩の発生が予想されたにもかかわらず、必要な情報収集や安全確保のための措置を行わないまま雪上歩行訓練を実施。雪崩で８人を死亡させ、５人にけがをさせたとされる。　 　雪崩事故をめぐっては、一部の遺族が教諭３人や県などに損害賠償を求める訴訟を起こし、宇都宮地裁で審理が続いている。（了）【時事通信社】