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望みは「全ての人権」=デモ参加者ら訴え―イラン


 【イスタンブール時事】イラン各地で16日から当局への抗議デモが続き、治安部隊との衝突で多数の死傷者が出ている。首都テヘランで警察に一時拘束されたデモ参加者の男性(25)は26日、通信アプリでの取材に応じ、抗議行動を通じて「全ての人権を求めている」と訴えた。  男性は北西部タブリーズで暮らす同性愛者。聖職者がトップに君臨する「イスラム共和制」のイランで同性愛はタブーで、治安当局に拘束され「処刑する」と脅されたこともあったという。今回は訪問先のテヘランで24日にデモに加わり、警官隊の発砲で負傷者が出るのを目撃した。  自身は24日から25日にかけて身柄を拘束されたが、収容施設が人であふれていたこともあり、釈放されたという。男性はイスラム法学者による統治体制に問題があると主張し、「デモで解決策が見つからなくても、全ての人々が平等に生きるために声を上げることは、イランの歴史にとって非常に重要だ」と意義を強調した。  人権保護を求めるデモは、イランで過去に何度も起きている。今回のデモは、22歳の女性が頭部を覆うスカーフの「不適切な着用」で警察に13日に逮捕され、拘束下で急死したのがきっかけだ。  カナダに亡命中のイラン人女性活動家シャパラク・シャジャリザデ氏は25日、時事通信に音声メッセージを寄せ、死亡した女性と2018年に同じ施設へ連行され、暴力を受けたと証言。「彼らは女性にいつも手を上げる。女性は離婚する権利も、親権を持つ資格も制限されている」とし、スカーフ着用強制以外にも問題が山積していると指摘する。  一方、イラン政府は「あらゆる市民に平和的なデモの権利はある」(アブドラヒアン外相)としつつ、ごみ箱に火を放つなどするデモ隊を「暴徒」と非難。治安部隊による強制排除を正当化している。 【時事通信社】 〔写真説明〕イラン南部ブシェールで、スカーフに火を付けるデモ参加者の女性=25日(提供されたビデオ映像より)(AFP時事)
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